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​第1講 開催レポート

第1講の様子


 去る5月18日(土)、梅田阪急ビルオフィスタワー(大阪市)にて、第1講そして入塾式を行いました。
参加者は適度な緊張の面持ちの中、塾長をはじめ塾生全員が一堂に会しました。


入塾式では、塾長のご挨拶の後、塾生全員がユーモアや熱い想いを込めて自己紹介をしました。
続けて、杉本哲也先生による講義です。
全員、熱心に聞き入っておられました。

 塾生による自園の経営理念についての発表と質疑応答では、活発な意見交換となりました。
 

 終了後は、食事をしながら交流会を行いました。
とても和気藹々とした時間となりました。

 

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第1講 講義レポート「経営理念ついて」 塾生 松本 陽介

 塾長と副塾頭、登龍館様と共に入塾式前より事前準備を重ね、当日も設営をはじめ塾訓の読み上げ練習など入念に行うことが出来たことで、久しぶりに良い緊張感を味わうことが出来ました。塾頭である私が出来ていなければ他の塾生も惰性で会を進めてしまう恐れがあるので気を張って行いましたが、きっと一番成長の機会をいただけたのが私だと思いました。塾長よりまずは職場でも良い緊張感を持っておかなければならないという事を教えていただきました。当園でも朝礼、終礼を行いその際に職員全員で「立腰」を行い当番持ち回りで掛け声を掛ける人が違います。また、終礼では3分間スピーチで毎回テーマを変えて人前で話すことを課していますが皆緊張しながら進めています。型が大切で負荷を課しながら緊張感の機会をもつことで、安全管理や危機意識、教育に妥協無という意識に結び付くのだと改めて感じました。

 塾是の説明では、職場の宝である職員は元より職員の家族をも愛し表現する。その為の努力を惜しまないこと。分かってはいても職員の家族にまで考えが及んでいませんでした。また、子供の幸福を実現する為に園の経営理念を常に探究すること。私も含めて3名の園経営理念を発表し意見いただきましたがまだまだでした。常に考え続け、職場の末端まで統一して言えるまでにしなければならないと実感しました。そして、世界中を旅して目の当たりにしたからこそ世界中でその国の方々の為に尽力し活躍した素晴らしい日本人の事を教えていただき、そんな世界に誇れる日本人を育成する自信と覚悟をもつことを学びました。

 塾訓では、謙虚にリーダー自身が謙虚に学び続ける姿勢が大事であり、プロとして一々言わなくともやり続けるという姿勢が大切。自分の生き方を生かして経営に反映させていくことを教えていただきました。

 一番心に響いたのは塾長の毎日のストレッチ、ランニング、神社ご祈祷、素読の実践です。何よりの説得力ですし、自分への負荷を歯磨きのようにルーティンにすることで切り開くものが必ず見えてくるのだと教えていただいた気がしました。私も毎朝のルーティンと、人知れず自身に課した負荷をやりぬく強さを塾長の生き様を通して真似したいと強く感じました。

 

第1講 講義レポート「経営理念ついて」 塾生 梅﨑 佐和

 

 杉本先生の講義は総じて解りやすいのは勿論、行うべきことが明確でシンプルで気負わずにやってみようと思える内容だった。『園の職員とその家族の安寧を祈るべきだ』との訴えには、特に共感した。年々、子育て・介護・看病、また若い職員は恋愛も含め結婚という家族に関する悩みを抱えている職員が増えている。その悩みを抱えたまま子供達の前に立ってもプロとしての仕事は充分に果たせない。その都度話を聞いてアドバイスをし、問題を抱えていても働きやすい環境作りを心掛けてはいるが至らない点も多いので、特に結婚しても続けてくれる職員を増やしたいと考えている。

 また、『ポスト無償化になっても選ばれる園になっていて欲しい』という願いで自彊不息塾を立ち上げられたと知り、胸に突き刺さった。無償化になれば園を選ぶ理由のうち、園納金の優先順位が低くなるのだから、保育内容で勝負出来る園になっておこうと数年前から取り組んできた。が、更に求められるのだと自分の考えの至らなさを痛感した。「塵は摘むものだ」が心情の私であるが、これからも子供達が社会に出た時に期待される人物像を常に見据えながら、一日一日の積み重ねを大切にしていける環境を作りたい。

 最後に、杉本先生はじめ登龍館の皆様からは、日本の未来を切り拓く日本人に育って欲しいという気持ちがひしひしと伝わってきて、このような機会を設けて下さったことに感謝している。まだ第一講を終えたばかりではあるが、自彊不息塾での時間が有意義なものになるだろうと楽しみになっている。私自身が、自園だけでなく日本の未来に役立てるよう、塾生を含め皆様と切磋琢磨していこうと思う。

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